目次
はじめに
性行為の満足度を高めるためのさまざまな研究や商品開発が進み、その中の一つで早漏対策に注目が集まっています。
早漏は、性行為時の挿入から射精までの時間が短すぎる、あるいは自分の意思に反して射精してしまうといった状態を表す言葉です。
早漏の定義そのものは個人によってまちまちですが、挿入後1~2分以内に射精してしまうため、パートナーの満足度が下がっているのではと不安に感じる男性が多いのが現状です。
そのため、実際に専門クリニックを受診するほどではないけれど、より良い性生活を送りたいという潜在的なニーズが高まっています。
そこで近年注目されているのが、外尿道括約筋のコントロールによって射精までの時間を延ばすSCT(Sphincter Control Training)と呼ばれるトレーニング方法です。
本記事では、早漏に対する従来の治療法やSCTの具体的な内容、さらにはマスターベーションデバイスを組み合わせた臨床研究の結果などをまとめて解説していきます
早漏にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
早漏に対する従来の治療法
早漏の悩みを解消するためには、さまざまな手法が検討されてきました。
その中でも代表的なのは薬物療法と行動療法です。
・薬物療法
現在、海外ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が早漏改善の第一選択として処方されることがあります。
射精を遅らせる効果があるため、一定の成果は報告されています。
しかし、副作用(吐き気やめまい、倦怠感など)のリスクや、薬を飲み続けないと効果が得られにくい可能性があり、日本では未認可で入手しづらいのが現状です。
・行動療法
いわゆる「ストップ&スタート法」や「スクイーズ法」などが代表例です。
これは、射精が近づいたタイミングで刺激を止めたり弱めたりすることで感覚をやり過ごし、その後に再開して射精までのタイミングを少しずつ延ばす方法です。
しかし行動療法は、自己流で行うとペース配分が難しかったり、挫折したりしやすいといった課題もあります。
これらの治療法には一定の有効性がありますが、「継続しづらい」「副作用がある」「パートナーに協力を仰ぐ必要がある」などのデメリットやハードルがあるため、多くの人が悩みを解決できずにいるのが実情です。
SCT(外尿道括約筋のコントロール訓練)とは?
こうした背景の中、新たに注目されているのが「SCT(Sphincter Control Training)」です。
これは、外尿道括約筋という筋肉に意識を向けることによって射精のタイミングをコントロールしようとするアプローチです。
外尿道括約筋とは
外尿道括約筋は、排尿のコントロールに使われる筋肉の一部ですが、実は射精時の動きにも深く関わっています。
射精は前立腺や精嚢にある液体が尿道へ送り出され、ペニスから排出されることで起こります。
この時、外尿道括約筋がギュッと締まると、射精が一気に引き起こされやすくなると考えられています。
SCTで目指すこと
SCTでは、外尿道括約筋をリラックスさせたり、その動きをコントロールしたりすることで、射精の「スイッチ」が入るタイミングを先延ばしできるようになります。
従来のストップ&スタート法が「刺激を止める・再開する」ことで感覚を鍛えるのに対し、SCTは「筋肉の動きを意識的に変える」という点に特徴があります。
具体的には、自分が射精しそうだと感じた時に余分な力みを解放し、外尿道括約筋を緩めるトレーニングを行います。
SCTをより効果的にするマスターベーションデバイス
SCTの効果を高めるアプローチとして研究されているのが、マスターベーションデバイスとの組み合わせです。
ここで用いられるデバイスは、単にペニスを刺激する道具ではなく「性行為に近い感覚を得られるよう設計」されているのがポイントです。
自宅で一人でできる
早漏克服の行動療法は、本来パートナーの協力を得たり、通院しながらの継続が推奨されるケースも少なくありません。
しかし、マスターベーションデバイスを使えば自宅で一人でトレーニングできるので、時間や場所の制約を減らし、周囲に知られず続けやすいという利点があります。
刺激の強弱を調節しやすい
デバイスの種類によっては、空気の抜き方や握る強さなどを調節できるため、「強すぎる刺激」「弱すぎる刺激」を避けながら、徐々に慣らしていくことが可能です。
射精しそうになったら動きを弱めたり止めたりして、外尿道括約筋を意識的にリラックスさせる練習を重ねると、自然に射精までの時間を長くしていけます。
SCTと専用デバイスを使った研究結果のまとめ
早漏と診断された男性を2つのグループに分け、一方はSCTだけを行い、もう一方はSCT+専用のマスターベーションデバイスを使って、それぞれ7週間トレーニングしました。
結果、それぞれのグループのトレーニング前後の平均挿入時間は、
<SCTだけのグループ>トレーニング前:65秒 ➡ トレーニング後:87秒
<SCT+専用デバイスグループ>トレーニング前:70秒 ➡ トレーニング後:167秒
デバイスを併用したグループの方が射精までの時間がより大きく延び、本人が感じる「コントロール感」や「性行為への満足度」も高まったことも報告されました。

副作用は確認されず
薬物療法と異なり、こうした行動療法や器具を用いたアプローチでは副作用がほぼ見られない点は大きなメリットです。トレーニングさえ続ければ効果が期待できるため、特に「身体への負担を避けたい」「パートナーに協力を求めづらい」という人に向いている方法と考えられています。
SCTトレーニングのメリットと注意点
ここからはSCTに取り組むことで得られる代表的なメリットと、実践にあたっての注意点を解説していきます。
■メリット
・薬を使わない
薬物療法と違い副作用リスクがない。
・一人で実践できる
自宅でトレーニングできるため、パートナーへの負担を軽減できる。
・行動に移しやすい
専門家に相談しづらい場合でも、情報を得て練習を始めやすい。
・効果は半永久的
射精のコントロールのコツを一度習得できると、コツさえ忘れなければ効果は半永久的です。
■注意点
・短期間で劇的には変わりにくい
効果を感じ始めるまでに数週間、あるいは数ヶ月の継続が必要。
・マスターベーション時と実際の性行為では感覚が異なる場合も
完全に同じ状況ではないため、トレーニングで得た感覚をどれだけ本番に活かせるかは個人差がある。
・長期的なフォローが必要
一時的に射精までの時間が伸びても、トレーニングをやめると元に戻ることもある。
定期的に筋肉の状態を確認し、継続的にトレーニングすることが重要。
おすすめ:TENGAヘルスケアの「メンズトレーニングカップ キープトレーニング」
「SCT+デバイス トレーニング」を行う際におすすめなのが、TENGAヘルスケアさんから発売されている「メンズトレーニングカップ キープトレーニング」です。
この商品は“早漏対策”を目的としたトレーニングカップで、段階的に刺激レベルを調整しながら射精コントロールを身につけやすいように設計されています。
内部素材や形状が複数バリエーション用意されており、柔らかい刺激から本番に近い強めの刺激まで、ステップを踏んでトレーニング可能です。
特にSCTのように、「骨盤底筋をリラックスして射精を引き延ばす」感覚をつかむ練習では、自分に合った強さ・ペースで継続することが欠かせません。
メンズトレーニングカップはその点、外観のシンプルさや使いやすいデザインを兼ね備え、一人でも手軽に始めやすいのが特徴です。
■メンズトレーニングカップの特徴
・段階的に刺激をコントロール
いきなり強い刺激を与えてしまうと、あっという間に射精してしまい「コントロールする余裕がない」という状態になりがちです。
メンズトレーニングカップはレベル別のアイテムを用意しているため、最も低いレベルから試し、徐々に刺激を高めていくことで、身体に「余裕」を持たせながら慣れていけます。
・骨盤底筋を意識しやすい
カップを使用する際は、ペニスを刺激しながら「あ、そろそろ射精しそうだ」と気づいたタイミングで動きを止め、呼吸を整えつつ骨盤底筋の緊張を解く練習を行います。
慣れるまでは1回のトレーニングに少し時間がかかることもありますが、繰り返すうちに筋肉をコントロールする感覚が身につきます。
・自分のペースで続けられる
パートナーの協力を得るとなると、相手のスケジュールや気持ちを考慮する必要もありますが、メンズトレーニングカップを使ったセルフトレーニングなら、好きなタイミングでこまめに練習できます。
忙しい方や周囲に相談しづらい方でも、マイペースでステップアップしていくことができるでしょう。
まとめ
「SCT+デバイス トレーニング」を検討している方や「薬を使わずに根本的なコントロール力を身につけたい」と望む男性にとって、TENGAヘルスケアさんの「メンズトレーニングカップ キープトレーニング」は心強い選択肢となります。
継続するうちに射精までの時間や感覚をコントロールできるようになり、パートナーとの関係にもプラスの影響をもたらす可能性があります。
早漏は決して恥ずかしいことではなく、多くの男性が抱えている悩みです。
正しい知識と適切な方法を取り入れれば、コントロールを身につける道筋はしっかり存在します。
SCTの考え方やマスターベーションデバイスを上手に活用し、根気よくトレーニングを続けてみてください。
自分に合ったアプローチを見つけられれば、より充実した性行為を楽しめるようになるはずです。
